天候
京都は太平洋側気候と内陸性気候を併せ持っています。四季の移り変わりが明瞭である一方、夏の蒸し暑さや冬の底冷えは山に囲まれた盆地都市の特徴でもあります。
春
春は観光客が一番よく訪れる時期で、3月中旬から5月下旬まで続きます。この時期は、多くの人が優雅に咲き乱れる桜を見ようと、京都へと押し寄せます。気温に関しては、秋と比べて予測しにくく、10-15℃程まで下がることもありますが、たいていは心地よく暖かな日々が続きます。また、日本では、会計年度や学校の年度はじまりが4月1日であるため、春は、フレッシュな空気が街中に漂う季節でもあります。
夏
雨が降り続く梅雨の季節が終わると、京都には夏がやってきます。気温は40℃近くになることもあり、湿度も高いため、蒸し暑さを感じる季節です。しかし、そうした厳しい気候にも関わらず、多くの観光客で賑わいます。というのは、この時期に、京都では様々な伝統行事が行われるからです。例えば、一年で最大の祭りである祇園祭は7月を通して行われます。
秋
9月の中旬から11月中旬にかけて、京都の観光シーズンはピークを迎えます。涼しい気候と澄んだ空の下、平均気温は、9月は25度弱、10月は20度弱、11月は10度前半と、非常に過ごしやすい時期です。また、10月後半ごろには、紅葉の美しさが極みに達し、歴史的建造物の美しさとあいまって、思わず息をのんでしまう程の景観を生み出します。京都の秋の美に身を委ね、至福の時を過ごすことができます。
冬
冬は11月中旬から3月上旬まで続き、平均気温は0℃からマイナス6,7℃程度まで下がります。夜には氷点下になることもしばしばあります。しかし、厳しい京都の冬は、真っ白な雪に覆われた寺社や日本庭園など、見事なまでの美しい景観が楽しめる季節でもあります。