マンガの歴史
漫画、アニメなどを通して、日本に興味を持った人も多いはず!
マンガを学びながら日本語を勉強し、文化を学び、共通の興味を持つ方々と意見交換をしてみませんか?
日本は世界的にも有名な漫画大国。そんな日本の京都が「漫画」発信の一大拠点になりつつあるのをご存じでしょうか?その動きの中心には一つが京都精華大学です。京都市と京都精華大学による日本初の漫画ミュージアムの設立。日本で初めてマンガ学部が開講されました。そんなマンガ学部で毎日プロの漫画家の下で学ぶ学生達とマンガを描きたり、歴史や表現方法としての漫画を研究してみませんか?
マンガ学とは、図画と文字の組み合わせにより、ストーリーやキャラクター性やメッセージ性をつくられた作品、 もしくは関連する表現媒体などについて研究する学問です。
滑稽な絵という意味での「漫画」は、平安時代の絵巻物・『鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)』が日本最古であると言われています。
日本は昭和まで戦争を繰り返したので、戦争と関わりあった漫画はその時から盛んでした。
数十年の発展に従って、手塚治虫のような漫画家たちが、日本の漫画文化を外国に 輸出し、世界のポピュラー大衆文化の一つになりました。日本人の誇りとして進歩している漫画はいつのまにか「コミック」と呼ばれてきた。漫画と日本人との関わりは思った以上に奥が深いです。
これほど漫画が普及している国は日本をおいて他にはないでしょう。
年齢と性別を問わず、普通の会社員や大学生が興味津々と漫画を読んでいる姿は電車で見られるごく普通の風景です。
1980年代の後半から日本のマンガ・アニメーションは、国際的に高く評価されてきました。欧米での日本文化を研究する大学内でもこれらを研究対象とした講座が開講され、シンポジウムや企画展も開催されています。また、韓国や中国では新産業の創出という観点から人材育成のための大学や専門学校も開校され、国策としての取り組みが推し進められています。
- 国内でも再評価が進み、新たな芸術分野に
国内でもマンガに対する再評価が進み、2000年度の文部科学省「教育白書」でマンガ・アニメーションが芸術分野の一つとして位置づけられました。また、マンガの教育的な活用の幅も広がり、2002年度の中学校学習指導要領「美術」においてマンガが取り上げられたのを手始めに、国語や社会の教材にも導入され、さらに国や自治体の広報誌をはじめとして医療、法律の案内などにも積極的に用いられるようになっています。
- 次代に向けて新文化を発信する総合文化施設を
2002年度、国は「知的財産立国」宣言を行い、「国はマンガやアニメーションの貴重な資料の散逸を防ぎ、情報提供する場を確保する取り組みに積極的に協力し、奨励する」という方針を打ち出しました。世界に誇る「マンガ」文化を学術資料として体系的に収集・保存し、広く内外に発信するとともに、次代へ継承していくための博物館・図書館の機能を兼ね備えた新時代の総合文化施設の整備が急務となったのです。そんな中、京都市と京都精華大学による日本初の漫画ミュージアムを設立させました。
本の漫画には、文芸性という高い芸術的側面や、世界共通語にもなった「かわいい」を体現する現代文化など、様々な文化や芸術的側面があります。
これらのジャンルを問わない総合的文化力が世界を魅了する一因になっています。
日本の漫画には、いい意味で「ルール」がありません。
漫画やアニメを子供のものと決めつけず、歴史もの、伝記ものなど、全てを漫画で再現できます。
このような文化形成は、古くから多宗教が共存し、尊重し合う「和の文化」にルーツを持つ日本の長所が現れているとも言えるでしょう。
漫画が持つ魅力は、現在では世界中の人々が知るところになっています。
現在では、アニメ・マンガの熱狂的なファンである「オ タク」の登場とともに、アニメ・マ ンガのキャラクターに扮装する「コスプレ」など、新たな文化がつくられています。さらに、アニメ・マンガの熱狂的なファンは、アニメ・マンガ関連の音楽ソフトやキャラクターグッズなどをコレクションするという文化を形成し、これに向けた商品展開が日本のアニメ・マンガの特徴だといえます。